コーヒーを飲むときに豆によってはどうしても苦くて飲めないっていうときありますよね。

そんな時皆さんならどうしますか?

少しでも苦みを和らげて飲みやすくするためにコーヒーフレッシュを淹れるという方も多いのではないのでしょうか。

しかしよくニュースなどでコーヒーフレッシュ危険問題なども挙がっているのが事実です。今回は万能と言われているコーヒーフレッシュとはどういったものなのかについてご紹介します!

コーヒーフレッシュとは?

コーヒーフレッシュとは、コーヒークリームやコーヒーミルクとも呼ばれていて主にコーヒーの味を調整するために使用します。

そしてこのコーヒークリーム誕生の歴史は70年ほど前に遡ります。

1950年代に、コーヒーに使う牛乳の代用品としてクリーミングパウダーが最初に開発されました。

クリーミングパウダー

そして粒状のクリーミングパウダーの方が先にでき、その後、アメリカのメーカーが液体タイプのクリーム、つまり今のコーヒーフレッシュを作りました。

当時、コーヒーには牛乳か生クリームが使われてきましたが、すぐに腐ってしまう上に値段も高いので何かもっと効率的にできないかということがコーヒーフレッシュ誕生の背景です。

アメリカ現地ではコーヒーフレッシュではなく単にクリームと呼ばれるのが一般的ですが、そんなコーヒーフレッシュが日本に来たのは1970年代とされています。

その後日興乳業(現在のメロディアン)がメロディアンミニを、めいらくがスジャータをそれぞれ発売したことで日本中にコーヒーフレッシュが広がりました。

このように高価な牛乳とは違いコーヒーフレッシュなら常温でテーブルの上に長い時間置いておいても平気なので、飲食店目線で考えるとコストパフォーマンスも良く当然使い勝手はいいです。

コーヒーフレッシュの成分について

次に、具体的なコーヒーフレッシュの成分についてです。

コーヒーフレッシュは牛乳でできていると思われている方も多いのですが、実は牛乳ではなく植物性脂肪が主原料となっています。

つまり、原料は油です。

実はその油に水を入れて乳化剤でクリーム状にしているのがコーヒーフレッシュの正体なのです。まず植物性油脂と水をミックスして、乳化剤で白く濁らせます。

そして増粘多糖類でとろみをつけたものがコーヒーミルクで、それに牛乳っぽい香りや色付けの香料やカラメル色素をつけ、酸化を防止して日持ちをさせられるPH調整剤で加工すれば完成になります。

簡単に言うと、様々な添加物が含まれている牛乳っぽい加工油です。

実際に身体に悪いのか?

身体に悪い?

ここで気になるのがコーヒーフレッシュは体に悪いのかということですよね。

実際の危険性としては、認知症とガンの発症率を高めてしまうという点があげられます。

一つ5ml程度なので少量のみの摂取で危険ということはありませんが、植物性油のサラダ油などはトランス脂肪酸となっているので過剰な摂取は危険です。

特にトランス脂肪酸は、脳梗塞やガンを引き起こすリノール酸も含まれているので摂り過ぎは体に良くないですね。

トランス脂肪酸を気にするならクリープがおすすめ?

ではトランス脂肪酸を取らずにコーヒーの味を飲みやすく調整する術はないのでしょうか?

実はあります。
その名もクリープです。

クリープ

クリープとは、コーヒーフレッシュと違って唯一牛乳からできているので先ほどの有害なトランス脂肪酸は入っていません。

値段がコーヒーフレッシュと比較して倍はしますが、有害物質が入っていないことを考えるとクリープを選んで損はないですね。

まとめ
このようにコーヒーフレッシュは、苦い強みのコーヒーの味を和らげるものとしては非常に便利な一方で人体や健康面に関しては有害な物質を含んでいます。
ただ、一日で何十杯もコーヒーフレッシュを飲まない限りは心配しなくても大丈夫です。
ただ家庭で使用する場合には、クリープを選んでみてもいいかもしれませんね。